最新知見 花粉症への効果KNOWLEDGE

花粉症の特徴

POINT

都市部では約2人に1人が花粉症!
誰もがかかる可能性あり

毎年春先になると鼻がムズムズする、また汗ばむ季節になると関節のあちこちがかゆくなる…。こういった花粉症やアトピー性皮膚炎に代表されるアレルギーに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。こうしたアレルギー疾患で医療機関を受診する患者は増加の一途をたどっています。

東京都が花粉症の有病率を10年おきに調査した資料によると、この30年間、ほぼ全ての年齢区分で有病率が一貫して上昇。特に0歳から14歳の若年層は、第1回調査の2.4%から40.3%へと大幅に増加しました。また、アトピー性皮膚炎についても小学校1-3年生で11.8%、小学校6年生・中学校1年生では10.8%が発症しており、10人に1人以上の割合で悩んでいることが明らかになっています。こうしたアレルギーはもはや誰もがかかってしまう可能性のある疾患であり、まさに“国民病”と言っても過言ではありません。

都内の年齢区分別 スギ花粉症 推定有病率の推移都内の年齢区分別 スギ花粉症 推定有病率の推移

出典:東京都福祉保健局「平成28年度版 花粉症患者実態報告書」の調査データを元に作成

花粉の飛散量が少なくても
症状悪化の可能性。
カギを握るのは自分の免疫!

2020年春の花粉飛散量は、東北の一部と北海道を除く広い範囲で2019年春より少なくなりそうです。しかし、安心してもいられません。花粉の飛散量に関わらず、体内の免疫システムが正しく働いていなければ、花粉症の症状は重くなるのです。花粉飛散量を減らすことはできませんが、自分の免疫力は自分の力で整えることができます。飛散量だけでなく、免疫を意識することも大切です。

2020年(前シーズン比) 花粉の飛ぶ量は?2020年(前シーズン比) 花粉の飛ぶ量は?

インフルエンザで花粉症が重症化!?
皮膚の炎症にも要注意

花粉症の時期は、インフルエンザが流行する時期と重なっています。喉の繊毛は外から入る異物を出す喉の免疫ですが、インフルエンザや風邪で、喉にダメージが起こると、異物を排出する機能が落ちて花粉も入りやすくなると考えられます。そのため、花粉症の症状が重くなる可能性があるのです。

インフルエンザや風邪と花粉症の
W発症で、重症化することもインフルエンザや風邪と花粉症の
W発症で、重症化することも

また花粉が、皮膚の露出している部分に付着し炎症を起こす「花粉症皮膚炎」があります。新たな症状というわけではありませんが、最近よく耳にするようになりました。その症状は、かゆみや湿疹、赤く腫れたりといったものから、ヒリヒリ痛んだり、ひどい時には膿が出るようなこともあります。皮膚の防御機能が低下している人や、アトピーの人、肌が乾燥している人はかかりやすいので要注意です。

乾燥した肌は花粉症皮膚炎になりやすい 目の周りや首は特に症状が表れやすい乾燥した肌は花粉症皮膚炎になりやすい 目の周りや首は特に症状が表れやすい