おいしそう！の秘密は“うま酸っぱい”にありました

一般的な酢よりも体によいのはもちろん、さらにおいしいとの評価が高い「にごり酢」。そのおいしさの秘密は、にごり部分である「酢酸菌」そのものの「うま酸っぱさ」でした。

｜ 酢酸菌が含まれているから、にごり酢は旨味が強く味わい深い

酢酸菌を豊富に含んでいるにごり酢は、酢酸菌をほとんど含んでいない一般酢と比較して旨味が強く、さらに旨味の余韻をより一層感じることがわかりました。多くの人がにごり酢に感じるまろやかさやコクは、にごり酢ならではの旨味と甘味、酸味、塩味、苦味の基本五味が交わるバランスにより「うま酸っぱい」味わいを構成しています。

| “おいしい”と感じる秘密は、基本五味＋コク

「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」を味覚の基本五味といいます。なお「辛味」「渋味」は刺激として感じ取る感覚のため、五味には含みません。

｜ にごり酢は”昆布だし”と同じくらいの旨味あり！

味覚の分析や食べ物の相性研究を実施している、OISSY株式会社の鈴木隆一先生によると、「酢酸菌そのものに昆布だしと同じくらいの旨味が感じられる」のだそう。にごり酢を使うことで、酸っぱいだけではない、「うま酸っぱい」という新しいおいしさをさまざまな料理にプラスできると言えるでしょう。