2025.06.06酢酸菌コラム
酢の世界を拡げてくれる、にごり酢の新たな味わい。まろやかな酸味と旨味を楽しみ、免疫力もUP!

登録者数63万人以上を誇る料理系YouTubeチャンネルを配信している管理栄養士の関口絢子さん。料理研究家、インナービューティースペシャリストとしても活躍する関口さんに、にごり酢を毎日おいしく味わう“ちょい足しアイデア”を教えていただきました。
関口 絢子さん
管理栄養士・料理研究家・インナービューティースペシャリスト
川村学園短期大学食物学科卒業、米国AHCN大学学士課程修了。ル・コルドン・ブルー東京校フランス料理中級コース終了、米国栄養カウンセラー、ヘルスケアプランナー、抗加齢指導士(日本抗加齢医学会認定)などの資格も持つ。YouTubeの動画1本あたりの平均再生回数は18万回を超え、主にシニア世代から絶大な支持を集めている。
動画配信が大人気ですが、レシピの内容や紹介する食材などコンテンツを考案する際に大切にしていることはありますか?
視聴者の皆さんの半数ぐらいが65歳以上の方々なんですね。ですからシニアの皆さんのお悩み事を解消できるような内容を企画のテーマにしています。具体的には、「より健康になれるようなレシピや食材の紹介」といった企画です。疲労回復や腸内環境の改善、抗酸化作用がある食材を用いたレシピなどをメインに配信しています。簡単に手に入る調味料を使ったり、工程を少なくしたりして「すぐつくれそう!」と思っていただけるようなレシピづくりを心がけています。
そして、もっとも大切にしているのは、なるべく季節の食材を使用すること。旬の味覚をおいしく楽しくいただくことこそが、健康な食生活を送る基本だと思っています。日々の暮らしの中で少しでも役立てていただきたいと思いながらコンテンツを考えています。
管理栄養士や料理研究家、さらにYouTuberになったきっかけと、その動機となる「食」への想いについて教えてください。
とにかく子どもの頃からおいしいものが大好き(笑)。料理にも目覚めて食や栄養学を学ぶのも必然でした。ただ、本格的に仕事として取り組むようになったのは結婚や出産を経てから。勉強を再開してアメリカの栄養学などを学ぶ中で、「食」の重要さを多くの人に伝えたいという想いが芽生えました。
動画ではさまざまな食にまつわる情報を“交通整理”する意味合いも込めています。公開したにごり酢のコンテンツも、免疫活性効果などをわかりやすく伝える内容にこだわりました。
にごり酢だけでなく、酢全般の解説動画や、調味料として酢を活用したレシピも数多く考案されています。「酢」や「にごり酢」の良さとは何ですか?
まず、酢そのものの健康効果は昔から知られていますよね。血圧の低下、内蔵脂肪の減少、疲労軽減など。料理をおいしくし、健康を促進する酢は食を語るうえで欠かせない存在といえます。そして、近年注目を集めているのが、にごり酢。にごり成分である酢酸菌そのものに免疫活性効果があるなんて驚きです! 乳酸菌や納豆菌との相性もよく、活用の幅も広がりますし、酢の世界の新たな扉が開かれたような印象を受けました。
たとえば、米酢などの一般的な酢は酸味を活かす料理に用い、黒酢やバルサミコ酢は独特の風味を活かす料理に、にごり酢はそのフレッシュな味わいと素材のおいしさを感じられる料理に、と考えるだけで酢と食材の無限の組み合わせ、おいしさが広がっていくよう。酢は食と健康について考えるとき、もっとも身近で取り入れやすい存在であり、料理の可能性を拡げてくれる食品だと感じています。
にごり酢のおいしさと免疫活性効果が期待できる、おすすめの“ちょい足しアイデア”を教えてください
とにかく味わっていただきたいのは、にごり酢のまろやかな酸味と旨味です。一番手軽なのは、旬の野菜ににごり酢をさっと一振り。ヨーグルトや納豆に加えるのも菌のダブル効果が期待できます。朝食やお弁当には「にごり酢にぎり」をぜひ試してみて。お寿司の甘い酢飯とはひと味違って、にごり酢の旨味がしっかり感じられ、さっぱりとした味わいが楽しめますよ。具材はお好みで何でもOK。また、カットしたフルーツを少量のハチミツでマリネして、仕上げににごり酢を加えるだけでちょっとしたスイーツに。ビタミンCもたっぷりで、紫外線が強くなる時期はとくにおすすめです。
にごり酢は食卓に1本あれば、手軽に菌活できるのが魅力。その良さをもっと多くの方に伝えたいと思い、私自身でオリジナルのにごり酢を開発したほどです。リンゴと柿の2種類のにごり酢を独自ブレンドしたフルーティな味わいが特徴で、ちょい足しにぴったり。おいしさに絶対の自信があるにごり酢です!